胡蝶蘭の語源の由来
学名:ファレノプシス(Phalaenopsis)和名:胡蝶蘭は、ギリシャ語の『蛾のような』に由来したもので、花の形が蛾に似ていることにちなんでいます。日本では蝶が舞っているように見えることから「胡蝶蘭」と呼ばれています。
胡蝶蘭の特徴
・胡蝶蘭は、熱帯の植物で、寒さに弱いのが特徴です。胡蝶蘭は樹木などの表面に根を張り、そこから養分を吸収する着生ランです。空気中からの水分を吸収し、露出した根が栄養分を吸収しています。
・胡蝶蘭はCAM型植物で、CO2の吸収を夜間に行い、昼間に光合成を行います。このため温度が下がり湿度の上がる夜に気孔を開きCO2を吸収し株内の水分の損失を抑えています。このため乾燥状態に比較的強い植物です。
・胡蝶蘭は本来2〜3月に花が咲くのですが、温室などの利用により一年中花を楽しむことが出来ます。一般的に一ヶ月以上花を楽しむことが出来ますが、輪数が多い胡蝶蘭は最初に咲いた花と最後に咲いた花の開花日が60日以上異なることがあり、全部の花が咲いた状態が長く続かないこともあります。
・胡蝶蘭は単茎性で茎を中心に左右に葉を展開します。生長速度は遅く、良好な条件でも年に3,4枚の葉を展開する程度です。
・原種の中には豊な香りを放つ品種もありますが、現在の交配種では、香りのあるものはほとんどありません。
原産地
東南アジア、インドネシア、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニア、
台湾、フィリピン、インド南部、スリランカ、オーストラリア、中国南部に分布しています。
園芸相談の 掲示板でお世話になっています、 ひろし@小南部さんの解説によると
胡蝶蘭に限らず、どんな植物でもその生き方というものがあり、 できるだけ
その植物なりの生き方ができるように環境造りをすることが栽培の基本になります。
ここで、自生地の環境について
熱帯、亜熱帯モンスーン気候帯の熱帯雨林(明確ではなくても乾期がある)
雲霧林の樹状に着生、天水のみにて生活
雨期は午前中晴れ間、午後からスコール(雷を伴う)または雲霧
乾期は気温も下がり気味、降雨ほとんど無し、夕方〜夜間霧が発生することが多い生育環境です。
雷を伴うスコールには硝酸分がまじります。これが窒素肥料でカリ分とリン酸分は
樹皮を伝い来る水に僅かに溶けた動植物遺骸からのもの。
乾期は肥料分の供給はなし。水分は霧からだけ。
突き詰めれば水はけ水持ちの適度な微酸性〜弱酸性土壌で窒素分を抑え気味に
カリ分も多すぎないようにして燐酸肥料は多目に与える。 という事になります。
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●花言葉
あなたを愛します。清純。幸福がとんできます。親しい人に愛をこめて贈るにはピッタリの花です。
お誕生日、母の日、結婚記念日など、大切な方へ贈るのに、適しています。
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