No.A1824 2007/10/05
【種類:葉っぱについて、葉っぱが病気かな?の相談/新葉の色について】 |
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現在育てている胡蝶蘭のうち、夏に新葉が出てきたものがあり、大事に育てています。
ただ、この1週間ほどの間に新葉の裏側に赤い色が広がりだし、それがどんどん濃くなってきて、新葉の表側にも出てきました
。 先日出てきた脇芽も、かなり濃い赤色になっています。
この1週間、朝晩と日中の気温差もありましたし、極力今のうちに成長してほしいと思い、今までよりも日光に当てる時間を少し長くしていました。
また、ちょうど前回の水遣りで肥料を与えたということもあります。
もともと胡蝶蘭は赤色の色素を持っているということなので、色が出ても不思議ではないのかもしれませんが、急激に色が濃くなった為、少し不安になりました。
今まででてきた新葉は、ほぼ緑色でしたので… 栄養バランスが崩れているとか、日光が強すぎるとか、そういった悪いものでなければいいのですが。
一度、写真を見ていただけますでしょうか。 あまりうまく色が写せなかったのですが、この写真よりもまだ濃い赤と思ってください。
お忙しいところ、申し訳ありませんがよろしくお願いします。
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ひろしさん こたえ>
葉裏の赤の発色はなんの問題もありません。というより健康に育っている証拠です。
最低気温が下がるにしたがって胡蝶蘭も低温乾期(原産地の冬)に備えて準備を始めます。赤紫の色素アントシアニンは低温・強光線に対する防御用のもので、株が正常な代謝をしている証拠でもあります。
この色素はもちろん花の色にも反映します。
ですから、胡蝶蘭に限った話ではありませんが、株が弱らない範囲、葉焼けしない範囲で、低温と強めの光線に当てると赤、ピンク系の花の色がより鮮やかになります。
白花のものはアントシアニン色素を作れないので、黄緑色のフラボノイド色素で同じことをします。
これはもともとの葉緑素の緑と一緒になって目立ちませんが、葉が若干黄色みを帯びてきます。 植物の色素に無駄なものはありません。
アントシアニンとかフラボノイドという色素は動物の代謝を助ける要素もあり(酸化防止)最近の健康食品にはおなじみのものですね。
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回答ありがとうございます!
赤くなるのは正常なことなんですね。安心しました。 たしかに、緑色の新葉を出していたのは、白の大輪を咲かせていた株でした。(現在成長中の脇芽は真っ赤ですが)
ただ、写真の手前側にある株は、まだ葉が4枚(小さな新葉含む)しかないので、できれば花の色を期待するよりは、だらだらと(?)成長を続けてほしいのですが・・・
とりあえず、花芽を期待する株は少し長めに日光を当てるのを続けてみます! ありがとうございました!! |
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ひろしさん こたえ>
>(現在成長中の脇芽は真っ赤ですが)
あれ、脇芽の出たものは白花だったのですか? 防衛反応だけで出ているのであれば、ちょっと明るすぎかも? 親株の残っている葉を触って熱く感じるようであれば(人肌くらいの熱は大丈夫ですが)ちょっと陽光をセーブしてください。
それとも、セミアルバといって花弁は純白でも唇弁にだけ赤色が出るものがあり、また原種アマビリスのように筋状に赤の入るものもあり、これらは赤い色素は作ろうと思えば作れる種ですが、これなんでしょうか?(純白は唇弁に黄色は出ますが赤は出ません。)
いずれにしても日焼けさせないようご注意ください。
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これが成長中の脇芽です。
この親株は白花でリップが黄色…だったと思うのですが。
同じ時期にお祝いで飾られていた胡蝶蘭が4・5鉢あったので、記憶があいまいです。
花弁が白だったことは間違いないのですが。 とりあえず、少し明るさを調整してみます。
??? ということは、前回添付した写真の株も、防衛反応だけで発色している可能性大ですか!? 至急、日に当てる時間はそのままで、もう少し遮光してみます。
そういえば、根の水分吸収もよくならないみたいですし… それも、明るすぎたからなんでしょうか。
よかれと思ってしたことが…反省 ありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
脇芽は確かに日焼け寸前のようにも見えますね。脇芽自体が組織が柔らかいので親の葉より日焼には弱いです。 親の葉が大丈夫なのであれば、置き場所は変えなくても脇芽が明るい側にならないように置き方を変える程度でもよいかとも思います。
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