ひろしさん こたえ>
>説明の紙には「グラマトフィラム」と書いてあっただけで、種類についてそれ以上の説明はありませんでした。
こんな花ではありませんでしたか?
http://kasugak.sakura.ne.jp/comment/guramatofiramu.html
グラマトフィルムの原種は虎斑の花が特徴的なのですが斑紋のないタイプが最近流行のようです。斑紋のないグラマトフィルムは私もこれまで見たことが無かったので、シンビジウムに良く似た薄緑色の花を見せられても正直グラマトフィルムは思い浮かばなかったくらい、、、
>美観の点から許せる範囲であれば、残しておいても問題ないでしょうか?
美観を気にされないのであれば、くり貫く手間も掛ける必要は無いでしょう。胡蝶蘭のように葉が肉厚であれば、枯死した部分に水分や養分が残りやすいので、そこから病原性のカビが繁殖する場合があり、全体に感染が拡がることがあるので、薬剤を塗布したり、くり貫いたりするのですが、葉があまり厚くないですから、死んだ部分が乾いてしまっていれば殆ど問題は生じません。念を入れるのであれば、マンネブダイセンなどの殺菌剤を濃い目にといて、患部に筆塗りしておけば万全です。
>花茎はどこから切り取ればよいでしょうか?
根元に近い部分が良いのですが(これも単純に美観の問題)、すぐ側に新芽が出てますね。作業の際、この新芽に触らぬようにお願いします。支柱も新芽を傷つけないように抜いてください。
>ポリポットはありません。
一番下の画像のバークと詰め物の境に透明ポリポットの上端の部分のように見えるものがあるのですが、、、?おそらく透明ポリポットにバークで植えつけられていたものを化粧鉢に納めて、発泡スチロールや詰め物で固定し、ミズゴケと化粧礫で化粧したように思います。
グラマトフィルムは冬場の最低気温以外、基本的にシンビジウムと同じ管理で宜しいですから、今出ている新芽が育つ余地があれば植え替える必要もありません。余地がなさそうであれば、、、いま納めてある化粧鉢に直接植えでもバランスは悪くなさそうです。鉢が大きくなるのですが、コンポストを多くしすぎないよう、水はけを良くするために下部は1/4の高さまで粗い軽石をつめ、周りに増やすバークには3割くらい軽石の小粒を混ぜれば宜しいかと思います。根鉢を崩さぬようにポリポットを取り去り鉢の中央に納め周囲をバークと軽石の混合コンポストで埋めていきます。作業は9月になって、暑さが和らいだころが宜しいでしょう。
現在の置き場所は適当と思います。水遣りは新芽が伸びていますので回数は多めで良いのですが、当面はポット内のバークに水をやるとして3日に一遍でよいかも?いままでは、化粧砂にに与えていたでしょうから一日一回でもまあ、良かったでしょうけれど、コンポストのバークに一日一回では過湿と思います。
液肥は一週間に一度N:P:K=6:6:6なら2000倍から3000倍で与えると良いでしょう。置き肥を与える方もおいでですが、家庭では少なめが、怪我がないですから、液肥だけで十分かと思います。グラマトフィルムは基本的にシンビ同様多肥に耐えますので施肥回数不足にならないようお気をつけください。
秋も深まってきたら肥料は止め、水遣りもコンポストがすっかり乾いてから次の水遣りをするようにします。
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