胡蝶蘭（大輪、ミディ）胡蝶蘭生花の販売と胡蝶蘭の育て方　〜　生産農園で大切に育て胡蝶蘭をお届けします

ひろしさん　こたえ＞
こんばんは、
花芽は葉の中心線の真下から出るのでどうしてもこのように、葉と葉の間を横伸びすることがあります。出来れば株の正面を決めておき、葉が東西方向になるように置いておけば花芽は光（南）に延びますので葉の間から出ることが出来ますので容易に支柱に沿わせることができます。
このように横伸びしてしまったものは一旦葉の間から出すための誘導をしなくてはなりません。硬くなった花軸は曲げようとすると折れますので、まだ固まっていない柔軟な部分を葉の間から外へ出られるように誘引する必要があります。その後も先端は光のほうへ延びますし、花は光の方向からやや下を向いて咲こうとしますので、支柱を立てて出来るだけ花軸は上へ向けて誘導します。最初のつぼみがビー玉くらいになったらあとは株に任せるしかありません。

おはようございます。
早速、ご回答をありがとうございます。
葉が東西に向くように置けばよかったのですね。
確かに・・・ずっと南北を向かせていました。
もう１株はまだ花芽が短いので早速東西に向けてみます。
この株は無理しない程度に上に誘導してみます。
ありがとうございました。

ひろしさん　こたえ＞
画像が不鮮明で良く分からないのですが、健全な葉が5枚以上あるのであれば、根元からの花芽とあと先端に近いほうの花芽2本を育てることは可能と思います。既存の花軸の2本は下の節からのものは切り取ったほうが安全であろうかと思います。ただ交配系にもよりますので、そのままでも良いかもしれませんが、、、いずれにしてもこの一年間、新しい葉がでていないと思いますので、この開花後来シーズンの成長期には花軸を全部切って、葉を出させることにすべきでしょう。

ひろしさん　こたえ＞
スイスとは8時間の時差がありますからそちらは今ちょうど昼頃ですね。
画像をみてびっくり、、、なんと花芽が4本、親株からと既存の花軸の節からと子株から左右2本、、、
親株、子株とも水不足の症状で葉にシワが入っている状態で、こんなに花芽を出してよいものか？？？初めて拝見しました。なにかの間違いではないかと思えるくらいです。
対処ですが、子株の花芽は両方とも切り落としたほうが良いと思います。また既存の花軸から伸びたものも摘み取ったほうが良いように思いますが、、、
親株の花芽ですが、、、これは少しの間様子を見ましょう。
高芽もこのまま切り離しても根の不足で葉を消耗すると思いますので暫くこのまま、、、
いや、その前に原因をちょっと推定してからの対処とすべきかも知れないです。

何故にこんなに花芽を出すのか、、、
交配系によるのか、何か花芽を促進する科学物質が存在するのか、施肥の仕方によるのか、、、一つずつ確認していかないと原因は分かりません。
まず水遣りと施肥を春から今までどのようにされてきたのかお知らせ願えますでしょうか？液肥や固形肥料など呼称のほかに有効成分（N:P:K=○：△：□）もお知らせください。
植え込み材料ですが何か固有の商品名がついたものであれば、その名称をお知らせください。
交配系統ですが、もし交配種名がわかればお知らせいただけますでしょうか？ラベルも無く分からないのであればせめて花の色(花弁の色彩や斑紋、唇弁の色彩）などお知らせください。

また、水不足症状への対処のために、お部屋の温度(最高、最低）、湿度(昼、夜）暖房方法などの情報をいただけますでしょうか？

水遣りについてですが、春から夏にかけては３〜４日毎に、鉢の下から水が流れ出る程度にたっぷり与えていたと思います。秋から今にかけては１０日おきくらいに水をたっぷりと、また２〜３日置きくらいに葉水と、植え込材料も湿る程度にスプレーしていました。

肥料は春・夏は２週間置きに液肥を与えていましたが、秋からは１ヶ月に１度程度です。
有効成分についてですが、（N:P:K＝○：△：□）といった表示が見当たらないので、表示されている栄養素をそのまま記入したいと思います。
60g/l Ｎ , 32g/l ＮＳ , 28g/l ＮＡ ,
60g/l Ｐ2Ｏ5(PS) , 80g/l Ｋ2Ｏ , 0.15g/l Ｂ,
0.08g/l Ｃｕ , 0.35g/l Ｆｅ ,
0.20g/l Ｍｎ , 0.02g/l Ｍｏ , 0.03g/l Ｚｎ
15mlを5Lの水で薄めて、と表示されていますが、私は数滴をコップ一杯の水で薄めていたものを与えていました。
あまり液肥が濃いと成長に問題が出ると読んだので、肥料をあげた後は水で少し洗い流す様にしていましたので、どれくらいの量をあげていたのかは、検討がつきません。すみません・・。

植え込み材料については商品名は訳すと、「蘭の土壌」とでもなるのでしょうか・・。特に変わった商品名はみあたりません。材料はバークです。　裏に、pH約5.5、という表示があります。

交配種名についてはわからず、花の色は白で、花弁は薄い黄色だったと思います。

部屋の温度は最高24度、最低でも20度はあります。
床暖房なので、夜も一定の温度を保てますが、日中は窓をあけて風通しをしています。室内の湿度がどれくらいなのかは判りませんが、とても乾燥している事はたしかなので、それもあって葉水をこまめにしていました。

秋の暖かい日の日中によくベランダへ出し、スプレーで葉水を与えていた頃から、子株から根と花芽が出てきました。
その後続いて親株からと花軸からの花芽もでましたが、子株の花芽よりも成長がとても早いです。

あまり原因解決の参考になる答えでなければ申し訳ありません。。　
子株の花芽と花軸の花芽は摘み取る他ないのでしょうか・・？　残念です・・。

ひろしさん　こたえ＞
追加情報ありがとうございます。
肥料の成分表示ですが微量要素に至るまで詳細な表示なのですね。N:P:K=に直しますと6：6：8その他微量ミネラルですから、鉢花一般向けの組成ですね。ミネラル成分ではマグネシウムMgがないのがちょっと？また「15ｃｃを5000ｃｃの水で」というのは胡蝶蘭には明らかに濃すぎます。約330倍となり、多肥に耐える温帯産の鉢花向けという倍率ですね。この組成なら胡蝶蘭には2000倍から3000倍で与えるべきです。
さて「数滴」を5滴とし、15滴1ｃｃの換算で0.33ｃｃとしますと、コップ一杯が約200〜250ｃｃですから約600〜750倍の濃さになります。これでも濃すぎでしたね。コップ一杯に一滴で良かったと思います。

多肥にすると根の生育が悪くなります。葉のシワは根の不足でしょうね。バークは肥料持ちが良くないですからなんとか枯れずにがんばれたのでしょう。また、Ｎ成分が硝酸態窒素とアンモニア態窒素で分けて表示があるのですが、（ＮＳとＮＡのどちらがどちらかわかりませんが）胡蝶蘭は硝酸態窒素しか使えないと推定され、そのため窒素の効きはさほどでなかったので燐酸の効きが目立つ結果となり花芽がたくさんついたのだと思われます。
とりあえず根のためには温めの水を掛け流し余分な肥料分を流しさってください。

バークのｐＨ約5.5は胡蝶蘭や他の着生ランに最適な微酸性です。
水道水のｐＨはどのくらいなんでしょう？ドイツにお住まいの方の生育不良の相談に乗った時、水道水をそのまま与えているとのことでしたが、中部ドイツの水道水はかなりカルシウムの多い硬水でアルカリ性に傾くためそれが原因ではないかと推定し、浄水器を通した水か湯冷ましを与えると良いのでは？とお答えした結果生育の改善を見たケースがありました。着生蘭は雨と霧という天水にのみ頼るので、二酸化炭素やごく微量の窒素酸化物(炭酸と硝酸）を含む弱酸性の水が良いのです。

ロカルノはアルプスの南麓で雪解け水が主体でしょうからアルカリに傾くほどの硬水ではなく美味しい軟水であるように思いますが、念のため、調べられるのであればお調べいただければ幸甚です。

床暖房ということなので湿度は相当に低いと思いますよ。室内での洗濯物の乾きは早いと思いますが、、、胡蝶蘭やカトレアなどのＣＡＭ型光合成をする植物に重要なのは葉の気孔を開いてガス交換する「夜間の湿度」です。夕方に葉水を与え夜間はポリ袋かダンボールでもかぶせて中に濡れタオルを入れておくなどの工夫が必要かと思います。この葉のシワのある株だけでも手を掛けてみてください。
とは言え夜間も20度を保てるのであれば、葉のしわさえ改善すれば、このままで薄めの液肥の施肥を続けて開花までもっていくことは可能かも知れません。
暫く毎夕葉水と夜間の加湿をしてみて葉のシワが改善するようであれば(その間液肥は与えないでください）、花芽は切り取らなくても行けるかな？ということです。

水道水のpHは約7.0程で、ひろしさんのおっしゃる通り軟水の様です。　
今まで硬水かと思っていました・・。　
軟水の中でもとても硬度数が低く、ロカルノは　0.5mmol/l＝5°fr 　の様です。

今まで与えていた水（霧吹きも）は湯冷ましのものを使っていましたが、軟水の場合も同じく湯冷ましを与えた方がよいのでしょうか？

室内の洗濯物の乾きはとても早いです。これからの季節もっともっと室内が乾燥すると共に、窓を開ける回数も減ってくるので、濡れタオルでの湿度の工夫、早速やってみたいと思います。できれば頑張って開花までもっていければ良いのですが、、
子株も切り離さずに、このままで様子をみたいと思います。

根は以前までは伸びるのが速くて、最近になって成長が遅くなったように見えるのですが、これもやはり湿度が関係しているのでしょうか？

ひろしさん　こたえ＞
水の硬度はずいぶん低いですね。これだけ純度が高ければｐｈ7の中性は当たり前ですね。味はいかがですか？そっけないくらいかな？でも少なくとも料理の邪魔にはならないですね。
純度の高い原水が水道になっているわけですが、どんな原水で濾過方法はどんな方法で殺菌はどのようにされているのでしょうか？胡蝶蘭と関係ない質問ですみません。お手数を煩わせるつもりはないのでこれは無視されて結構です。
日本では急速濾過方式が多くオゾン殺菌と塩素殺菌の併用で、蛇口から出る水の塩素濃度の規定があるので、日本の水道水であれば塩素を飛ばすために絶対に湯冷ましが良いです。
殺菌方法如何ではそんな軟水ならばそのままでもOKのような気もしますが湯冷ましにした水は分子塊が小さくなり吸収も良くなるので葉水には常にお勧めです。

>根は以前までは伸びるのが速くて、最近になって成長が遅くなったように見えるのですが、これもやはり湿度が関係しているのでしょうか？
かなりの確率で関連があると思います。夜間湿度が低いとガス交換をする際に気孔からの蒸散が増え、消耗するので気孔を開けたがらず、二酸化炭素不足で光合成が十分にできなくなります。もう一つは根の保護層が厚くなり、成長点を囲いこんでしまうために物理的にも伸びることが出来なくなります。
原産地の亜熱帯モンスーン気候では乾期でも空中湿度は高く気温の低下する夜間には相対湿度が100％に達し飽和点を越えた水蒸気は霧になる場合も多いのです。

夜間の保湿を工夫するとかなり改善が見られると思いますよ。

原水なのかどうかはわからないのですが、アルプスからロカルノのマッジョーレ湖まで流れる川があって、その原水は春夏秋冬で、 pH：7,72　7,68　7,51　7,69 溶存酸素：9,5　8,2　10,1　9,2 硬度F：7，10，9，10 亜硝酸性窒素ppm：0,053　0,046　0,053　0,049 硝酸性窒素ppm：3,8　6,1　6,2　6,5 アンモニア性窒素ppm：0,090 0,040　0,070　0,016 塩化物ppm ：3　6　6　7 リン酸塩ppm：0,07　0,019　0,017　0,010 の様です。 濾過方法・殺菌方法は色々とインターネットで調べてみたのですが、ティチーノ州がどのような方法なのかは見つけることができませんでした。。　 スイスでの飲み水の濾過方法について見つけたものは、 活性炭、ＵＶ発光、震動フィルターがありました。

根の成長は湿度も関係しているのですね。
確かに根の保護層も厚くなってきています。　
亜熱帯モンスーン気候が蘭にとって一番の環境にもかかわらず、よくこれだけ乾燥しきった我が家で頑張って生き伸びていてくれるなと感心します。手入れが大変な部分もありますが、ある意味とても生命力の強い植物の様に感じています。
私も頑張って湿度の工夫をしてあげなければいけません。

余談になるのですが、展示会で購入したパフィオ、その後開花し今は２つ目の蕾が１つ目の花の付け根から伸びて、順調に育っています。正直最初はちょっと気持ち悪がっていたパフィオでしたが、最近は不思議な魅力を感じます！
（写真添付します）

色々とご丁寧にありがとうございました。

ひろしさん　こたえ＞
パフィオが見事に咲きましたね。疲れた様子もないですからパフィオのほうが胡蝶蘭よりさらに強いのかも、、、
私も胡蝶蘭は丈夫だと思います。少なくとも拙宅にあるものは殆ど病気と無縁、大きくもなりませんが律儀に毎年開花します。置かれた環境にへそを曲げて（鉢が多すぎて良い場所が当たらない場合がある）たまに開花を休むものもありますが、、、皆元気。
低温にはカトレアのほうがはるかに強い（ブラジル産の系統なら一週間程度の短時間なら氷点近くても枯死するものはありません）が開花条件はうるさいです。暖温帯産であるため日長(長日、短日）が花芽を左右しますので、、、「加温しているのが人のいる部屋」ということであると夜間の照明で秋にせっかく出来たカトレアのつぼみがシースの中で枯死していたというケースは冬咲き春先咲き種に多いです。
昼夜の時間差の変動の少ない熱帯、亜熱帯産の胡蝶蘭は日長には左右されずに気温の変化だけのようですね。

川水の成分がそこまで公表されていることに驚き、、、ややアルカリ性に触れているのはやはり石灰岩層が存在するのでしょうか？ほとんどそのまま飲めそうで、活性炭濾過と紫外線殺菌だけというのは水の持ち味は変わりませんね。
青森市では横内川という八甲田北麓のブナ、ミズナラ林を集水地としている川の水を緩速濾過して塩素殺菌のみで配水しています。「日本一美味しい水」と自慢しているのですが（実際に美味しい水であることは確かなんですが、）こんな細かなデータなんぞいくら調べても公表はされていません。おそらく当局に訊きに行く人もいないので調べる必要も無いのかも知れませんが、、、情報開示ではやはり日本は途上国なんでしょうか、、、

ティチーノは石炭岩地帯のようです。湧き水も多くあるので、可愛らしい水飲み場もよく見かけます。
水のデータ、日本の方が色々と詳細に公表されていそですがそうではないのですね。でも、実際私はデータをみても『？』なのですが、、、
「日本一美味しい水」、一度飲んでみたいです。

有難うございました。

ひろしさん　こたえ＞
原則論から申しますと、花後花茎は切り落とすのがよいです。花茎が無くなることによって葉の成長が開始するので、いつまでも花茎を残しておくと新葉の展開が進まないことがあります。
いまからでも花茎は切ってもかまいませんし、最低気温が１５度を割らないならば植え替えも可能です。とはいっても植え替えの必要は全くなさそうですね。鉢はポッテリ（テラコッタ）でしょうか？植え込み材料は杉皮のようですから、根の成長不良はあっても根ぐされの危険はほとんど無い組み合わせのように思います。

新しい芽が出てきたということですが、今残っている花茎とは別に新しい花芽が出てきたということであれば、既存の花の落ちた花茎は切り落としたほうが良いかもしれません。
既存の花芽の先端も動き始めているようですが、そうであればこちらも先端の芽が伸びて２〜３輪くらいの開花は望める可能性はありますが、新しい花芽の成長の妨げにはなる惧れがあります。

原則論とは別次元の話ですが、葉をお見受けしたところ、株はPhalaenopsis amabilis var. formosanaまたはPhal. aphrodite ssp. formosana（共に白花中輪〜同種だ、いや別種だだという議論のあるそっくりな胡蝶蘭）かその交配種のように見うけられます。性質は強いので、新しい花芽と既存花茎先端の花芽を両方生かしても大丈夫かもしれませんが、どちらかというと既存の花茎は切ったほうが安全です。

ひろしさん　こたえ＞
コメントを読み直してみたらトンチンカンな答えだったようですので修正しました。
新芽は既存の花軸の先端でしたか、、、葉の付け根の茎に新たな芽が伸びだしているのと両方と勘違いしてました。

それでこれからこの既存の花軸を切り取り植え替えたいということなのであればそれは筋の通った考え方ではありますが、このまま咲かせても見栄えの問題はあるにしても同じ花が咲きますので勿体無いようにも思います。

植え替える場合は花茎を切り、植え替えてしばらくの間は水遣りを止め（１０日ほど）てください。施肥の開始は根の成長、あるいは新葉が出始めるなどの成長の兆しが見えてからにします。

誤解を招くような文章で申し訳ありませんでした。
「花茎を切ろうと思う」と申しましたが、実はまだ切らずに（切れずに？）いました。花茎を切るのに勇気がいるのは私だけでしょうか？（笑）
このまま咲かせても同じ花が咲くということであれば、このままにして、次の花茎切り・植え替え時期までに肥料のことなどもしっかり勉強しよう！と考えています。

本当にご丁寧なご指導ありがとうございました。

ひろしさん　こたえ＞
こんばんは、
支柱は早めに立てておき花芽が伸びるたびにビニタイなどで支柱にそわせるようにします。先の柔らかい部分も根元の硬くなってしまった部分も無理をすると折れやすいですから、ある程度硬くはなっているが柔軟性が残っている部分をそっと誘導するわけですので、支柱を立てる位置には十分検討してください。
支柱は鉄芯をビニルで被覆したものを使います。販売されていたときのものがあれば石鹸水で丁寧に洗浄、すすいで使えば良いでしょう。
支柱を挿す場合は「ゆっくり」と、「キリを揉みこむように回転させながら」挿し込めば根の傷は最小限で済みます。
支柱の先端になる部分はペンチで小さな輪にしておけば安全です。ビニタイの高さを固定したい場合はセロテープの助けが必要になります。

明けがたの最低気温はどれくらいなんでしょう？夜間は光が必要ありませんからダンボール箱（室温プラス2〜3度程度）、発泡スチロールのトロ箱（室温プラス5〜6度）という方法もあります。ポリエチレンシートやビニルシートだと、かぶせ方にもよりますが温度維持はあまり期待できないように思いますが、湿度維持のためには効果があると思います。

夜間最低気温が10度以上あれば、水遣りを制限すれば花芽つきのまま越冬は可能で、その場合春になってから開花します。
夜間暖房などで加温する場合、湿度が低下するので還って胡蝶蘭のためには良くない場合もあります。そんな場合もダンボールやトロ箱は重宝です。鉢とともに皿にぬるま湯浸しのお絞りを入れておけばよいです。

ひろしさん　こたえ＞
成長期の管理が良かった結果でしょうね。成長期に葉が複数枚増えるとこのように二つあるいは（系統にもよりますが）三つ花茎を伸ばすことがあります。花の径を大きいものにしたり、ひとつの花茎にたくさん着花させたい場合は弱そうな方を切り取ればよいのですが、このまま２花茎を成長させても一向に構いません。花は多少小さくなる惧れはありますが。
この画像の葉の様子から白花中大輪の交配種のように思えますが、花をいくらかでも大きくしたい場合は葉水の際に開花促進用の窒素を含まない液体肥料（N:P:K=0;6:4)を2000倍以上に薄めたものを今と二週間おいてもう一度与えるとよいでしょう。
花芽伸長期と開花期は基本的に成長休止期ですので、水遣りは控えめでよいので葉とミズゴケがしっとり湿るように霧吹きで与える遣り方でよいです。エアコンでの加温は加湿器がないと空気が乾きますので、葉水の回数は多いほうが良いですね。

夜間低温になる場合、ダンボール箱に入れるとのことですが、発泡スチロールのトロ箱ほどの断熱性はありませんので、夜間の置き場所を放射冷却、対流冷却の影響が少ないように窓面から離し、出来れば部屋の中央部のテーブルの上などに置かれると良いでしょう。明け方に室内気温が１０度を割るような環境では、いくらダンボール箱に入れておいてもせいぜい＋２度程度ですので、その場合の葉水遣りは葉と露出している根だけにとどめ、ミズゴケは表面だけ湿る程度で抑えたください。

ひろしさん　こたえ＞
それは残念でしたが、経験のうちです。誘引する場合は早いうちからやらないと、基部が固まってからでは、このような事態になる可能性が高いです。私も何度か経験があります。その後は危なそうなものは誘引せずに横伸びさせてアーチ状に咲かせることにしています。
株が貧弱なものでなければ、とりあえず一節残したまま様子をみてください。開花する力があればその節から脇芽を出す可能性があります。

ありがとうございます。
難しいものですね。勉強になりました。
確かにはじめの５センチくらいのときに触ってみたら柔らかかったので、そのうち誘引しよう・・・くらいに思って放置していたのが失敗でした。
折れた花芽にはかわいそうなことをしてしまいました。
残った１節は私も、もしやわき目が出るかもと期待してそのままにしていたのですが、このまま様子を見ようと思います。
またご相談させていただきます。
いつもありがとうございます。