No.A2360 2008/04/30
【種類:植え替え方法の質問/肥料と植えかえについて 】 |
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いつもお世話になっております。先日相談させていただいた株ふたつと、もうひとつ花のついた株について質問させてください。
先日アドバイスいただいた根が三本くらいしかなく、最近七本ほど新しい根が出てきた株なのですが、根はまだどれも一センチ程度です。葉はたれたままです。この根がどれくらいになれば肥料をあげてもいいのでしょうか。
もうひとつ、ポリ袋のなかへ入れていた株がありましたが、小さな根が2本ほどと(まだ五ミリくらいですが。)、新しい葉が一枚出てきました。まだポリ袋で様子をみたほうがいいでしょうか。
それから、開花中の株で全部花が咲き満開になっていた株があるのですが、今日気づいたら花の茎の一番先がするする伸びていて、つぼみが三つほど追加でついていました。なんだかもっと伸びそうな感じです。このまま咲き終わるのをまつか、それとも切ってしまったほうがいいのか、どちらか決めかねています。新しい花を見てみたいですが、切るタイミングは、すぐに切ってしまったほうが株のためにいいのでしょうか。
あと、今はポリポットにバーク植えなので、素焼き鉢で水ゴケに植え替えをしたいのですが、成長期間のことを考えたら花を早めに切ったほうがよいでしょうか。たくさんの質問になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします
つぼみが増えた株です。葉は6枚ですが、一枚黄色っぽくなってきています。
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ひろしさん こたえ>
経過は順調です。新根がまだ1cmでは肥料分でかえって根の成長点をダメになる惧れがありますから肥料分は根には与えないほうが無難ですが、葉水を与える際に(ミズゴケには水遣りした後のタイミングが良いです)極く薄めにして肥料(6:6:6なら5000〜6000倍程度)入りの水で葉水をしてみてください。出たばかりの根の成長点にかかると害がある場合がありますので、ひっくり返して葉裏重点に与え、水が切れたら元に戻すという方法でお願いします。
ポリ袋入りはまだポリ袋で我慢が必要ですね。新葉が出てきたのならこちらも先ほどの極く薄めの液肥を葉水で与えたいですね。こちらも根の先にかからないよう注意が必要ですが、、、
花芽の先端が伸びてきたものは黄色になった葉を除いても五枚ありますから咲かせても、切り取ってもどちらでも結構です。どうせなら咲かせてから切花にするというてもあります。
ポリポットにバーク植えで順調なのであれば、あえて素焼きにミズゴケで植え替える必要は無い気もしますが? 瀕死の株を救うときには断然ミズゴケだとは私も思いますし、水遣りのタイミング、肥料遣りのタイミングの違いはありますが、株の生育が順調なのであればバーク植えのほうが楽かも知れませんよ。
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こんにちは、返答くださりありがとうございます☆新根が伸びてきた株はどれくらいまで伸びたら鉢への肥料を始めてもいいのでしょうか。
植え替えを考えているポットにバークの株は最近来たばかりのもので、去年ポリポットに植わった鉢の根が腐って夏に弱らせてしまったので、今年は素焼のほうが安全かも、と思いまして植え替えを考えています。。生長期間をみて植え替えるとしたら何月くらいまでに植えかえたらよいのでしょうか。
それから、これから暑くなっていきますが、室内へ置いておくのと外で育てるのとどちらがよいでしょうか。去年は、昼間は窓際(窓をあけて)で、夜は冷房の部屋にいれていました。7.8月くらいになると外のほうが風があってよいのでしょうか。
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ひろしさん こたえ>
肥料ですが、ミズゴケで植えている場合には焦る必要は全くありません。ミズゴケにも若干ながら肥料分があり、また、共生ラン菌を消化しながら養分としますので、極端な話充実した株なら無施肥でも開花させられます。
新根の成長初期は肥料に弱いので、鉢の縁に達するくらい(潜り込むものあり、溢れるものありでしょうが、溢れたものを無理やり押し込んではいけません)になってからはじめは極く薄めの葉水に使う程度の5,000倍程度で与えて根の成長点の様子を見ます。その後も成長を続けるようであれば徐々に普通の2000倍まで濃度をあげていくというのが基本です。
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鉢への肥料はまだまだ先でいいのですね。 根が伸びるのを待ってみます。この夏の成長期で株が元気になってくれるように育てていきたいと思います。ありがとうございました。
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No.A2387 2008/05/04
【種類:植え替え方法の質問/】 |
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去年の8月に頂いた胡蝶蘭を栽培しています。
ポリの寄せ植えだったので1つずつにばらし、ポリのまま育ててきました。 ミズゴケも頂いたときのままの状態なのですが、ミズゴケの量が少なく給水も良くないせいか、葉が垂れ下がりしわが出てきてしまいました。
ミズゴケの量を考えても早く植え替えをしたほうが良いと思い、4号の素焼き鉢とミズゴケを購入したのですが、植え替え後は15〜20日は水やりを控えた方がよいということで、今水不足の状態で植え替えをしてしまってよいものか悩んでいます。
バケツに直接つけて様子を見ようかとも思ったのですが、ミズゴケが少ないのであまり期待できないように思います・・・。
早々に植え替えた方が良いのか、違う方法をとった方がよいのか、アドバイスいただきたいのですが・・・よろしくお願いします。
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ひろしさん こたえ>
ポリポットにミズゴケ植えだったのですね。
植え替えるのであればいずれ水に浸してみて、根の生死を確認したうえで整理してから植え込みますのでどうせ水で湿らせることになります。
ですから一度たっぷり吸水させ3日ほど経ってから植え替え作業したほうが根も柔らかくなり、作業中の折損も少なくなります。 植え替え後の断水は一週間から10日でよいです。そのくらいの間ならシワが今より多少増えても葉は枯れることなく、吸水を再開すればぐんぐん水を吸いますから大丈夫です。
根の少なくなった株は夕方に葉裏への霧水をたっぷり与えます。
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早速のご回答ありがとうございますm(__)m
教えていただいたように、明日一度水に浸してみて3日後に植え替えをしようと思います。
続いて、植え替えについて質問させていただきたいのですが、根の死んでしまっている所や、問題のありそうな所を切り取った場所はそのままミズゴケを巻いてしまって良いのでしょうか?
それとも切り口に薬を塗って陰干し期間をとるなどした方が良いのでしょうか?(一応、ホームセンターの園芸の方に話したのですが、オーソサイド水和剤80という物しか置いていないようで、とりあえずそれを購入しました)
ポリの外から根を見る限り、数本枯れて死んでしまっている根が見えますがどの程度根が残るか正直よく分かりません。
根が少なくなりそうでも、傷んでしまっている根は思い切って切り取った方が良いのでしょうか? たびたびすみませんがよろしくお願いします。
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ひろしさん こたえ>
オーソサイドはマンネブダイセンと比べれば葉の斑点性の病気に若干幅が狭いですが、根から進入して茎の通導組織を侵すことがあるフザリウムに対して効果があるらしい(ダイセン系はフザリウムに対しては効きが悪い)ので植え替え時の殺菌には適切な選択といえます。
フザリウム症の発生すると致命的な場合が多いですが発症はそんなに多くはないので、通常の根の状態であればそんなに重要性はないのですが。
問題が多そうな株なら、根を整理したあとでオーソサイドの散布液を説明書の倍率上限まで薄めてその液に株全体を5分ほど浸してから陰干しを一週間ほどしてから植えつければ、致命的な芯ぐされ病の予防になります。作業には使い捨てのポリ手袋を使用してください。
根の整理の仕方は水に漬けて白または緑色になる部分は残します。根の周囲のスポンジ組織が腐って芯だけになったものや黒く変色した部分は切り落とします。
スポンジ組織が腐っても芯が白い場合は稀にその先がまだスポンジ組織ごと生きていることがあります。
芯だけになった部分以下は早晩死にますが、ある程度の期間は芯の通導組織も機能している場合がありますので、生き根が少ない場合こんな根でも一応残しておきます。
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分かりやすいご説明ありがとうございます。
根を整理したときに必要そうであれば、オーソサイドを使ってみようと思います。(植え替え自体初めてのことで、必要かどうかの判断ができるかどうか怪しいですが^^;)
まずはひろし@小南部さんの説明のように根の整理をしてみます。
また分からないことがあったらご相談させてください。 ありがとうございましたm(__)m
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